Taro's Working Father Lab.

仕事と子育ての両立に奮闘するパパのための「カンニングペーパー」的ブログ

(0歳~)全く他人事じゃない母の日。おススメの贈り物

母の日まだしばらく先ですが、母の日のおススメのプレゼントを紹介します。
 

 

そもそもなぜ母の日?

私も子どもが生まれるまでは考えもしませんでしたが、夫・男性目線でいうと、母の日は「自分の子どもが自分のパートナー・妻に感謝を伝える日」になります。
子どもも保育園で母の日用にカードを作ったり、やっぱり母親としても子どもからありがとうと改めて言われるのは嬉しいようで、この母の日は圧倒的に自分が想像していたよりも重要な日になっています。
親としては、子どもが日ごろの感謝をちゃんと伝えられるようになるのは非常に重要だなと思うので、その教育の一環として子どもと一緒に何かしら母の日には用意をするようになりました。
 

母の日用メッセージカードを子どもに持たせて撮った写真と、そのメッセージカードを贈るべし

具体的に毎年どうしているかと言うと、母の日の前の週末に子どもと出かけて、出かけ先で母の日のメッセージカードをもった子どもの写真を撮影し、プリント。その写真とメッセージカードを母の日当日にあげる、ということをやっています。この記事の画像が毎年とる写真のイメージです。
個人的なポイントは下記くらいでしょうか。
1. なるべく子どもには最大限笑ってもらう
2. 可能であれば手書きのメッセージを事前に子どもにかいてもらい、それが見えるように写真をとる
3. さらに可能であれば一緒に花なども買っておいてそれも写真におさめて、その花も一緒に贈る
 
この方法だと基本お金もそこまでかかりませんが、子どもの写真もメッセージカードを増えて、妻/母として間違いなく悪い気分はしないと思うので、失敗はありません!

(3歳〜)自転車選びにおけるポイント

今回は自転車選びのポイントを紹介します。

うちでは、上の子は既に乗れるようになって、下の子が絶賛練習中という状況です。家から車で10分くらいのところに、古い陸上競技場をサイクリングセンターとして使っているところがあり、ここで色んな三輪車・バランスバイク・自転車を使いながら練習しています。色々な自転車に子どもが乗って試しているのを見たのもあり、自転車の見るべきポイントが自分なりにでてきました。
ちなみに、今流行りのChat GPTに「初めて自転車に乗る子ども向けに自転車を選ぶときのポイントを5つ教えて。」と聞くと以下の5つが返ってきました。
  1. サイズ:身長に合ったサイズを選ぶ。
  2. 安全性:安全装置が充実しているか確認する。
  3. 軽量性:子どもが持ち運びしやすい軽量なものを選ぶ。
  4. 耐久性:耐久性が高いものを選ぶ。
  5. デザイン:子どもが気に入るデザインを選ぶ。
確かに間違ってないですね。。ただ、今回の記事で共有したかったのは別の観点です。
子どもの様子を見ていると、バランスを取る練習はもちろん必要ですが、バランスを取るにはペダルをちゃんとこぎ続けることが必要で、これが案外難しそうです。なので、いかに簡単にペダルをこげる自転車か、というのが非常に重要なポイントなはずなんですけど、見落とされがちだなと思っています。その観点では下記の2点、とても大事です。
 

ハンドル形状は真っすぐなストレートバータイプにすべし。

自分の子どもに買ってあげた自転車のハンドルは、ママチャリみたいにハンドルが少し乗る人の方に曲がったタイプのハンドルでした。カマキリハンドル・アップハンドルと呼ばれるらしいです。結構そういうハンドルが子ども用自転車にも多いですが、おすすめしません。
なぜなら、元々このタイプのハンドルは上半身を前傾させず起こして視界を良くするためのものらしく、逆に言えば、ペダルを漕ぐのにより力が必要になります。また、ストレートタイプの方がハンドル操作をしやすいので、そういう意味でもできるだけ真っすぐなハンドルバーのものにしましょう。(視界の良さも大事ですが、そもそもハンドルの違いで危なさが変わるような場所では子どもに自転車乗せない方が良いはず)
 

自転車の重さはこだわるべし。なるべく軽いものを。

ペダルの漕ぎやすさ、という意味ではやはり軽さは大事な要素です特にお手頃な自転車を買おうとすると、やたらと重いものがあったりします。何を隠そう、上の子の自転車はかなり重たく、それが原因でなかなか苦戦しました。
自転車を乗れるようになるのに一番難しいのは漕ぎ始めで、ここでぐっと自転車にスピードをつけられるようにするには、やっぱり自転車の軽さが効いてきます。
14インチの自転車であれば、目安として、6.5kgであればかなり軽い。8㎏は切れてると良いね。10㎏あると重い、という感じでしょうか。
 

具体的に見てみると。。。

ということで具体的に見てみると、例えばこちら。

いっけんスポーティーで良い感じですが、ハンドルがかなり曲がっていて、重さは10.2㎏。相当脚力も付いて、ペダル漕ぐのも上手くならないと乗りこなせないシロモノに見えます。
反対に、こちらランボルギーニのロゴはかなり好みが分かれるかと思いますが、ハンドルのまっすぐさと7.8㎏という形状は確かに漕ぎやすいはずです。

 
恐らく乗りやすさの観点で最強はこちらのよつばサイクル。
ストレートハンドル、6.9㎏。ただし、お値段もかなり強めです。。
 
ということで、これから自転車選びをする際に参考にして頂ければ幸いです。
 
ーーーーーおしまいーーーーー
 

 

(1歳〜)ハミガキをスムーズにするためのアレコレ

最近、息子の学校に、歯医者をやっているクラスメイトの父親がきたそうです。色々とハミガキとかの話をしてくれたようなのですが、その流れで他のパパママと話している時に、子どもにいかにハミガキをさせるか、は皆アレコレ工夫しつつも苦労しているようでした。
我が家も完璧というわけではないですが、長男は一応寝る間には何だかんだハミガキしないと気持ち悪い、という感じになり自らハミガキしてない!などと言ってくれるようになりました。今回は、これまでうちで試した方法を紹介します。1つでもまだやった事がなくて参考になれば幸いです。
 

ハミガキの間は動画を見せてあげる

子どもがお気に入りの動画を他のタイミングでは見せないようにして、ハミガキしている間だけ見せてあげる、ということは子どもが小さい時はやっていました。ちょうどハミガキの時間+ちょっとで終わる2−3分の動画がちょうど良かったですが、うちで見せていたのは、機関車トーマス、Babybus、Cocomelonなどでした。
 

はみがき絵本で楽しくする

上の動画を見せる、というのは本質的にはハミガキの大切さが分かっているわけではないので、絵本を使ってハミガキしないと虫歯になるよ、ハミガキ頑張ってえらいね、みたいなことを伝えたりもしました。下の2冊は我が家でもよく読んでいました。
ハミガキあそび
 
はみがきれっしゃ
 
 

事前におやつを食べた時などに、ハミガキしようねと日中から頭出ししておく

他のルーティーンの事にも通じるものですが、遊んでる途中などに、いきなり「ハミガキするよ、しようね」と言われるのは、しばらく自分のやりたいことが出来なくなる、と考えてハミガキを嫌がる一つの理由だと思っています。なので、おやつを食べるときなどに、「後でハミガキやるからね」と子どもにも前もってその存在を思い出させておくとハミガキ前のグズリが少ないように思います。
 

虫歯の画像を見せる

上のような優しいやり方では嫌がるようになった時期はより強めのアプローチを取りました。苦笑
google検索で「虫歯」などと打って、画像検索ですごい虫歯になっている人の口の中とか虫歯でボロボロ。。みたいな画像を見せて、ハミガキしないとこうなっていくんだよ、これめちゃくちゃ痛んだよ。。という話をしました。少なくとも短期間は結構効きますね。
 

虫歯菌の画像を見せて、これが歯の上で増えていくと説明する

更に結構パワフルだったアプローチが、虫歯菌(ミュータンス菌)をgoogleの画像検索で見せる、というものでした。あまり年齢が小さいと効果ないかもしれませんが、うちの5歳・3歳のペアには結構効果的でした。こういう小さいのが歯の上についていて、ハミガキしないとウニョウニョ動きながら増えていくんだよ。。という話をすると普通にビビっていました。お子さんのタイプに応じて適切な怖さレベルで説明をしてあげてください。
 

「次の一回でやらなければ、完全に自分でやるんだよ」、と言って何度も誘わない

あとは、何だかんだ自分でやるよりやってもらう方が簡単だし、ちゃんと磨ける、と分かっている上の子(5歳)には、「今やるならやってあげるけど、まだ遊びたいとかなら自分でやってね。もう一回しか誘わないからね」というように頭出ししてから、「じゃあ歯磨きする?」などと聞くと、すごすごとハミガキしてくれています。
 

とりあえずハミガキの体勢にばっと持っていき、歯ブラシを口に入れるときに全然違う話をして気を逸らす

下の子(3歳)に今有効なのは、とりあえずウダウダ言っているのを抱っこして横にしてハミガキしやすい体勢にします。で、「ハミガキ嫌だ」と言ったりするんですが、そこで「あ、そういえば今日のXXちゃんの誕生日会でこんなことあったね」とか、「うちに急にめちゃくちゃ可愛い猫が来たらどうする?」と子どもが興味がありそうな話を話しかけて無理やり気をそらすと、何だかんだやらせてくれています。
 
と、いうようにあの手この手を使ってやってきましたが、そろそろ勝手に自律走行モードでやってくれないかなぁと切に願っております。。
 

まとめ

  • ハミガキの間は動画を見せてあげる
  • はみがき絵本で楽しくする
  • 事前におやつを食べた時などに、歯磨きしようねと日中から頭出ししておく
  • 虫歯の画像を見せる
  • 虫歯菌の画像を見せて、これが歯の上で増えていくと説明する
  • 「次の一回でやらなければ、完全に自分でやるんだよ」、と言って何度も誘わない
  • とりあえずハミガキの体勢にばっと持っていき、歯ブラシを口に入れるときに全然違う話をして気を逸らす

(1歳〜)男性目線で面白い・読み聞かせしたくなる絵本シリーズ:山本忠敬

絵本シリーズ第二弾です。

クルマ好き・乗り物好きな父親にうってつけ、山本忠敬の絵本

今回は、より父親が特に好きそうな絵本たちで、山本忠敬(ただよし)という人の絵本です。
基本、車や乗り物がメインの話になっており、絵が細かい所まで描き込まれており、見ていて面白いです。(わたしが乗り物好きというのもあるかと思いますが。。)
うちの息子も、赤子の頃から3歳くらいまではコンスタントに読んで気に入っていました。
下記が特に私のオススメです。
 

1. ぶーぶーじどうしゃ(0歳からでもいけると思います。)

色んな働く車などがでてきて、かなりシンプルなので0歳の子の読み聞かせにも。
 


 

2. しゅっぱつしんこう!

特急電車・急行電車・普通電車と電車が数種類登場し、それぞれ電車だけでなく駅の様子も細かく描かれていて、話としてもわかりやすいです。文字数は0歳にはやや多いかも。
 

3. かじだ、しゅつどう

消防車が細かく描かれていて迫力もあり、ストーリーもきちんとあるので、読んでいても退屈しにくいです。
 
 
皆さんの読み聞かせの役に立てば幸いです!

(子どもが何歳でも)家事育児の分担の不公平感をいかになくすか

以前も同じテーマで記事を書いていますが、この「家事育児分担」、特に小さい子のいる子育て世帯の永遠のテーマなのではないでしょうか。。

前回は、真正面から不公平感をなくすために何ができるか考えていましたが、今回はまた別の角度から最近考えていることや、自分の気持ちの持ちようをシェアしています。

1. 家事育児の分担の不公平感を根本的に解決することは急がない。物の見方を変えて、自分の不満を少なくすることはできる。

このテーマに関しては、自分自身もどうすべきか、と色々と考え続けているといっても言い過ぎではないのですが、この不公平感を短期的になくせるかどうかは、その原因によります。大きく2パターンあって、1つ目は現状認識の違い、2つ目は期待値・価値観の違いです。
1つ目の現状認識の違いからくるものは、要は「ある事柄が一人からは見えているけど、もう一人からは見えていないものがあり、その結果「私ばっかり・俺ばっかり」というずれが生じているケースです。ここも色々と考えることはありますが、いったん今回は、2つ目の期待値・価値観が違う場合にフォーカスします。
 
この場合、正直、数十年生きてきて形成された期待値や価値観が一夜にしてぱっと変わることなんて(ほんとに劇的なイベントがない限り)あり得ないので、「夫と妻二人ですり合わせて、この不公平感が話し合えばすぐになりました」みたいなのはかなり珍しいのではないかと思っています。
 
なので、すぐに根本的な解決をしようと急ぐこと自体、ストレスになるし、不必要にいざこざを呼びます。なので、いったん短期的な解決はもはや諦めて、いかに視点を切り替えて、心の平穏を取り戻すかにフォーカスした方が良いです。


2. 家事育児分担が公平かを考える時間の長さをより広げると、より「公平感」を感じやすい。


疲れていたり、ピリピリしていると、少しのことでも不公平感を感じて文句を言いたくなります。例えば、忙しく料理を作っているときに、ふと目をやると、イスに座って子どもに目もくれず携帯を見ていて「こっちは今忙しく料理作ってるんだから、そんな携帯見てないで片付けの一つや二つやってよ」と思う。もしくは、相手がコーヒー飲みながら優雅にネットサーフィンしつつ、「そう言えば、ゴミ箱一杯だからゴミ出ししてくれる?」と言われ「は?」となるなど。。

その一瞬を切り取ると、「いや、そっちがやってよ。」「こっちもやってんだよ」と言いたくなることも、もう少し長い時間で見ると、「今イスに座って携帯見ているけど、その前は子どもに絵本の読み聞かせしていたし、それまでは仕事していた」、とか「今はネットサーフィンしているけど、それまで晩ご飯の片付けやら子どもの寝かしつけ準備をバタバタとしていた」というようなことに気付きます。

ある一瞬の話に不満をもっても、それまでその日1日、もしくはその週で見てどうか、と考えると、少し不満もおさまることがあるはずです。


3. 家事育児を「決まった量のタスクの分配」ではなく、「色々な事をすればするほど子どもに色々なものを与える足し算」と考える。


上記でちょっとした考え方・視点の切り替えみたいな話をしましたが、まあ正直、どれだけ時間の長く見ても不公平だろ、と思うこともやはりあります。そこでもっと切り替えて個人的には最近、「10のタスクを4と6に分けるのか、5と5に分けるのか」とは考えず、「5+5=10だったが、自分がさらに1多くすることで、全体として5+6=11のより多くのことを子どもに与えられている」と考えるようにしています。より色んなことを子どもにしてあげれば、その分子どもの幸福度が増したり、自己肯定感が高まったり、親子の絆が深まると考えます。

結局、相手のことは変えられないし、自分の価値観というのも変えるのは難しいです。一方でマインドセット・気の持ちようは変えられます。ここを変えて、いかに前向きに捉えるか、が大事だなと思っています。


4. 運動習慣で全体的にポジティブシンキングに。


本当に脈絡がないのは承知の上で。。日常的な運動が気持ちを前向きにする、とよく言ったりしますが、個人的にも実際第一子が生まれてぱたりといかなくなったジムに、4年ぶりくらいに定期的に行き始めて、全体的に色々とポジティブに物事をとらえるようになったのを感じます。全体的な気分としてネガティブだとより不満がたまると思うので、運動して気持ちの底上げを図りましょう。(私は子どもが寝た後の夜9−11時に行って、子どもの世話せんと何ジム行ってんねん、という叱責を回避しています。苦笑)


まとめ

1. 家事育児の分担の不公平感を根本的に解決することは急がない。物の見方を変えて、自分の不満を少なくすることはできる。
2. 家事育児分担が公平かを考える時間の長さをより広げると、より「公平感」を感じやすい
3. 分担をタスクの引き算ではなく、子どもに与えるものの足し算と考える
4. 運動習慣で全体的にポジティブシンキングに。



ーーーーーおしまいーーーーー

(3歳〜7歳?) 父と子どものみでの旅行を楽しくするポイント

最近、子どもに久しぶりに映画「カーズ」を見せたら、上の子がレーシングカーを見たい!と言い出しました。何か良いイベントがないか探してみると、ちょうどその週末に、自宅から車で90分のところで、色んな自動車の大きな展示会・ライブショーをやることが判明。「せっかく片道90分かけていくなら泊まるか?」「妻は絶望的に自動車に興味ないぞ・・」「父子での旅行というのも何かと面白いのでは」ということで土曜の午後から日曜の昼までの1泊2日の旅行に、私と子ども2人でいくことになりました。
全般的には子どもも機嫌良く、トラブルもなく無事終わったのですが、やっぱり実際にやってみると色々と学びがありますね。。ということでそれをまとめています。
 

1. 妻(子どもの母)とのテレビ電話は、本当にすべきか慎重に検討すべし

夜ホテルに到着してこれから寝るぞ、というときに妻からテレビ電話できないか、というメッセージ。断る理由もないか、ということで妻とテレビ電話をし始めました。最初1分は普通でしたが、妻がちょっと寂しそうな感じを出すとそれを境に下の娘(3歳)が号泣。苦笑 そしてそれにつられて上の息子(5歳)も号泣。。
保育園などの送りで寂しくて泣いてぐずる、ママがいなくてギャン泣き、みたいなことが久しくなかったので、完全に油断していました。考えてみれば夜寝るときに母親と一緒じゃないのはかなり久しぶりでした。しばらく泣き止まなかったり、それからは「次からはママと一緒」と言い出したり、正直、テレビ電話しなかったらもっとスムーズだったし、子どものハッピー度は高かったかもなぁ、と少し後悔しています。
もちろん、絶対すべきでない、とも思わないので、「慎重に考えるべし」としています。
 

2. 最初は自分が既に知っている場所に行くべし

今回、全般的にスムーズだった要因としては、たまたまその展示会会場に私が以前仕事でいったことがあり、その近くのレストランで子どもも好きそうなところを知っていた、というのがあると思っています。
初めての場所で自分自身もどっちに行けばよいか、どういうレストランにいけば良いか分かってないと、余裕ももって子どもに接することもできなくなるので、特に最初の父子での旅行は、自分はある程度どういう場所か知っているようなところにするのが強くオススメです。
 

3. 家を出るときや出る前も、母親にも旅行にいくことをポジティブ・楽しそうなトーンで話してもらうべし

これは上の1.と反対に実際うまくできたポイントですが、母親にも「旅行楽しみだね」「ママもその間色々やっておくね」というように話してもらうと、子どもも前向きな気持ちでいけます。もし、母親が「いない間寂しい。。」「いない間退屈だな」みたいなことを言うと、子どもまで寂しくなったり家を出たがらなくなるので、そうなりであれば事前にポジティブなトーンをお願いしておくことをオススメします!

 

4. レストランは子どもが間違いなく食べそうな場所を事前に見つけて開いていることを確認するか、絶対子どもが食べるものを持参すべし

もう一つ良かった点としては、晩ごはんのレストランに唐揚げの店を見つけていて、想定通り子どもがちゃんと晩ご飯を食べてくれたことです。家でよく食べても外食となると意外と食べなかったりするのですが、晩ご飯ちゃんと食べてくれないと空腹になり不機嫌、疲れもあいまってぐずる、ということが容易に想像されます。そういう意味で、晩ご飯をしっかり食べてくれそうな店を見つけておく、ないし、食べないときのために何か持参する、というのは重要です。

 

5. 各自にリュックを持たせ、着替えとお気に入りのおもちゃを入れて、持ち運ばせるべし

うちの家では、まだ子どもが自分の荷物を自分で持って移動する、みたいなことをしていなかったのですが、今回リュックを渡して、着替えはそこに入れて、「好きなおもちゃいくつか入れて持っていって良いよ」と言って何個か選ばせてリュックに入れさせました。
すると、子ども達もそのリュックを自ら持ち歩き、ホテルで朝起きると、いそいそと着替えを出していたりしたので、なんだか子どもがちょっと成長したような気になって良かったです。自己満足の感じもありますが。。

 

0.ちゃんとタイムスケジュールや行く場所、交通手段など目星をつけておくべし

当たり前ですが、「何時に出て、まずどこに行き、どれくらいいて、何時に次のところに移動して、」みたいなのは、分刻みの必要はないですが、ちゃんと考えておきましょう。「あれ意外と日曜朝9時から11時にやることないぞ?」みたいなことに日曜朝に気付くと意外とぐだぐたとなってもったいないので。もちろん、計画を立てたからと言ってその通りにはまあならないのですが。。

 

細かいところは他にもありますが、いったんこのあたりで止めておきます!

 

まとめ

0.ちゃんとタイムスケジュールや行く場所、交通手段など目星をつけておくべし
1. 妻(子どもの母)とのテレビ電話は、本当にすべきか慎重に検討すべし
2. 最初は自分が既に知っている場所に行くべし
3. 家を出るときや出る前も、母親にも旅行にいくことをポジティブ・楽しそうなトーンで話してもらうべし
4. レストランは子どもが間違いなく食べそうな場所を事前に見つけて開いていることを確認するか、絶対子どもが食べるものを持参すべし
5. 各自にリュックを持たせ、着替えとお気に入りのおもちゃを入れて、持ち運ばせるべし

 

ーーーーーおしまいーーーーー

 

(0-7歳) Incredible Years シリーズ: 子どもの行動にどうしても困ったときのアプローチ (ペアレントトレーニング 第7回:最終回)

ついに最終回です。今回はこのParenting pyramid (ペアレンティングピラミッド)の上2段を簡単にまとめます。最終回なのですが、この上2段は、「下の方にあるアプローチでもどうしても対処できないときに、こういうアプローチがありますよ」という位置づけだと(個人的には)理解していて、ここのアプローチを使わなくてもすめば、よりベターです。

「気をそらす/ distract」:ダダこねたり、ぐずったときにまず試すべし!

上の子が2歳〜4歳くらいは特に何かと色々とぐずったりすることがありましたが、その時に、この「とにかく何でも良いから周りにあるものを使って大げさに反応して気をそらす」というのは活躍しました。(もちろん効かないときも数知れずですが。。)
とにかく、ポジティブに、大げさに、「あっ、こんなものがある!XXくん、見た!?」みたいにして、気をそらすのは有効でした。一説によると、2歳とかだとぐずり始めてしばらくするとぐずっていた理由は忘れてもぐずり続けるらしいので、とにかく、その事以外に注意を向けてあげます。
これは、上2段の中でも、必要に応じてどんどん使っていけば良いのではないかと思っています。反対に、次の2つは多用するのはなぁ、と個人的には思っています。
 

「反応しない/ ignore」:望ましくない行動に反応しないだけで、望ましい行動をすればすぐに褒めれるよう目を配るべし

英語では「Ignore (無視する)」となっていますが、無視する、というと本当にしばらくほっとくような印象になるので、日本語は「反応しない」としました。ポイントは、子どもの望ましくない行動に反応しないだけで、何をしているかはちらちらと確認し、望ましい行動を取れば、それはすぐに褒めてあげるべきです。
例えば、子どもが片付けもせずにご飯の前に「おやつ、おやつ」としつこくせがんでくるとします。そのリクエストは聞き流しつつも、片付けたり、しつこく言うのをやめておもちゃで遊んだりすれば、「ちゃんとご飯の前だから食べないで待てたね」というような声かけをしましょう、ということです。
 

「Time out/ タイムアウト」:いったんその場を離れて特別なスペースで座らせて落ち着かせる

これは、このトレーニングに参加するまで知りませんでした。正直まだ使ったこともないのですが、「タイムアウト」といって、「かんしゃくや何か望ましくない行動を継続的にしている際に、その場から離し、用意しておいた少し離れたスペース(リビングの隅など)に座らせて、1分や2分座らせておく」というものです。
これは、決して「罰として」やるのではなく、「落ち着かせるため」に行います。なので、その特定のスペースには、その子どもが落ち着きやすくなるように、お気に入りのぬいぐるみやタオルケットを置いておく、ということもおススメしていました。
そのスペースで1分〜2分たったら、「落ち着いた?」と聞いて落ち着いていることを確認して、またその前にやっていたことに戻してあげます。(そこでまだ落ちついていないようなら引き続きそのスペースに座らせます)
個人的にはまだ4歳ー5歳の子にこれは難しいだろう、と思ってやっていないですし、トレーニングの講師の人も、これはもう少し上、7歳以降くらいからが有効、というような話をしていました。
 

いかにこの2段のアプローチを減らして、よりポジティブなアプローチで対処するようにするべし

他にも「Logical consequences/ 論理的な行動への対応」(小難しい日本語になってしまっていますが、要は「このおもちゃ片付けないなら、捨てるからね!」「これ以上騒ぐなら、お店出るからね!」というやつです)などもあるます。ただ、このあたりは、言われなくてもやってるよ、という感じがあったので、冒頭に述べましたが、どれだけ、このような対応を減らして、褒めたりスペシャルタイムを通じて、より本質的に子どもとの信頼関係を築いていくかが重要だと思っています。
 
以上、Incredible Yearsのまとめでした!
 
ーーーーー おしまい ーーーーー