Taro's Working Father Lab.

仕事と子育ての両立に奮闘するパパのための「カンニングペーパー」的ブログ

(0-7歳) Incredible Years シリーズ: ほめる (ペアレントトレーニング 第3回)

前回は「一緒に遊ぶ」と言う項目について触れましたが、今回は、Parenting pyramidの一番下の段から下から2段目に移って「褒める」についてです。

正直、自分が受けたコースでは、一番下に関してはほぼ「一緒に遊ぶ」ということにフォーカスしてそれ以外の項目(共感する、こどもの話を聴くなど)はそこまで触れませんでした。
 

「ほめる」意味:今後続けてほしい行動を理解して実際に続けてもらう。
その中で自己肯定感・信頼関係を育む

 
「ほめる」ことの意義ですが、大きく言えば下記のことがあると思っています。(ほめる、というテーマで何百冊と本があると思うので、深くははいりませんが)
 
  1. 子どもに今後も続けてほしい行動が何かを理解してもらう
  2. 子どもが、その続けてほしい行動を実際に続ける動機付けをする(行動を強化する)
  3. 自己肯定感を高める・信頼関係の構築
 
ここからは、この3点を効果的に行うためにどういうほめ方をすべきか、ということをまとめています。
 

ほめ方のポイント:表情豊かに、ボディタッチもまじえて、
できるだけ具体的に、見たらすぐ、結果だけでなく過程を褒める

 
さて、一部は簡単に前回触れていますが、「褒める」ということについて、特に男性目線で、気をつけた方が良いな、と思ったこととしては、
  1. とにかく嬉しそうに・明るく褒める。アイコンタクトしながら。
  2. ボディタッチも一緒に行う
  3. 過程・頑張ったこともしっかり褒める
  4. できるだけ具体的に
  5. 見たらすぐほめて、後で子どもの前で誰かに話す
順番に見ていきます。
 
1. とにかく嬉しそうに・明るく褒める。多少大げさに。
前回も触れましたが、男性の方が子どもに対しても抑揚のないコミュニケーションになりがちです。(少なくとも自分。周りの女性と比べると)ただ、大人もそうですが、子どもは特にそのトーンや表情で大きく受け取り方も変わってきます。自戒も含め、ここは意識しすぎてしすぎることはないです
また、きちんと子どもが自分の言葉を聞いていないと意味がないので、子どもと同じ目線になってアイコンタクトしながらやるようにします。
 
2. ボディタッチも一緒に行う
言葉でのほめ言葉だけでなく、なるべく一緒にボティタッチ・物理的なスキンシップも行うとより効果的です。具体的には下のような例です。
・腕や肩をポンポンと叩いてあげる
・抱きしめる
・頭を撫でてあげる
・ハイタッチ
個人的にはよくハイタッチをしていますが、子どもも照れ臭そうにハイタッチするのが何とも愛くるしいのでおすすめです。
 
3. 過程・頑張ったこともしっかり褒める
ほめることの意義につながりますが、何よりも「今まで出来なかったことにチャレンジして頑張ってみる」というのが続けてほしい行動の一つではないでしょうか。そういう意味で、結果に限らす、その過程をほめるというのは非常に大事だなと感じています。
 
4. できるだけ具体的に。
「それすごいね!」というのではなく、「今のこういうところが、こういう理由ですごいね!」と言ってあげる。そうする事で、より子どもにとってもどういう行動が続けるべき行動かわかりやすくなります。
 
5. 見たらすぐほめtて、後で子どもの前で誰かに話す
子どもの記憶はそこまで長続きしないので、何か続けてほしい行動を見れば、すぐにほめましょう。たとえ、何かをしている最中でも可能な限り、子どものところに行って、目を見てほめてあげましょう。
また、すぐ褒めるのに加えて、何かほめたことをその日のしばらくたった際に、父親から母親や他の兄弟姉妹などに子どもの前で話したりすると、より行動強化・自己肯定感の形成につながるはずです。

 

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まとめ:

  • 「ほめる」意味:今後続けてほしい行動を理解して実際に続けてもらう。その中で自己肯定感・信頼関係を育む
  • ほめ方のポイント:表情豊かに、ボディタッチもまじえて、できるだけ具体的に、見たらすぐ、結果だけでなく過程を褒める