Taro's Working Father Lab.

仕事と子育ての両立に奮闘するパパのための「カンニングペーパー」的ブログ

(0-7歳) Incredible Years シリーズ: 明確な線引き・注意のしかた (ペアレントトレーニング 第6回)

ご無沙汰しております。第6回。Incredible Yearsのコンセプトを表すParenting Pyramid(ペアレンティングピラミッド)の下から3段目にある「明確な境界線・線引き/ Clear limites」というのを今回みていきたいと思います。要は「どのように・どのような場面で子どもに注意をすると効果的なのか」という事をこの回では見ていきます。

「これはダメ、あれもだめ、それはしないで」とばかり言っている自分に気づく

子どもと過ごしていて、「あぁ、子どもに注意ばかりしているな」とふと気付いてげんなりすることはないでしょうか?個人的には、急いでいたりして特に自分に余裕がなく、かつ周りに人がいたり、物があったりするような状況では、「これはしないでね、それは触らないでね、早くこっちにきてね」とひたすら注意・お願いをしているような事があり、申し訳ない気分になることがあります。そして、そういう時に限って、言ったことを聞き入れてもらえず、同じことを何回も繰り返す、、、という悪循環に陥ることもよくあります。
Incredible Yearsのプログラムでは、こういう状況に対して、子どもが、親や大人の言ったことを素直に聞けるようになり、やって良いこととやってはいけないことの線引きを明確に守れるようになるにはどうすべきか、という事を議論・紹介しています。ここからは、その中でも特に自分の中で頭に残っているものを紹介します。
 

「Pick the battle/ そもそも注意する内容を減らす・絞る」

 
確かにまず大事だな、と思った内容の一つが、「様々な言うことをいかに守ってもらうか、を考える前に、そもそも注意することを減らして、現実的に守れるもの・本当に守って欲しいものに絞るべき」ということです。「Pick the battle」と元々の表現はあるようですが、要は「細かいことまで言えば100個も言いたいことがあってそれぞれについて子どもとやりあうこと(Battle)もできるが、本当に守ってほしいことは何かよく考えて選び(Pick)ましょう」というのようです。特に自分自身に余裕がなかったりイライラしているときはこの「Pick the battle」という言葉を頭の中で思い返しています。
 
確かに、今日の自分のことを思い返しても、遊びに行った場所で「あんまり離れないで近くにいてね」と言ったものの、いた場所は見通しも良く、特に危ない場所でもないし、親である自分の目の届く範囲で動き回っていただけなので、まあ特に言う必要の無い小言だったな、と思うような注意を1回や2回はしています。自分がどれくらいこういった小言を言っているか数えてみるのも良い気付きになると思います。
 

「〜〜しないてね」とネガティブに言うのではなく、「〜〜してね」とどういう行動をして欲しいのか明確に言う

 
色々なところで言われていることです、「Don't 〜〜」ではなく「Do 〜〜」の形で注意することはやはり重要なようです。上の「あんまり離れないでね」はその点でもイケておらず、「近くにいてね」というのがより聞き入れやすく、かつ「あんまり」ってどれくらい?と非常にぼんやりしています。苦笑
 
自分のことを否定されている印象を減らします。かつ、「〜〜しないでね」は、結局何がして欲しい行動なのか伝えておらず、子どもとしても、今やっていることはダメと言われつつ、どうしたら良いかのアドバイスもなく、不満のたまるものになってしまいます。常に頭の中で「〜〜しないで」と言いそうになれば、「〜〜してね」に変換するようにしましょう!
 

子どもに了解を得るのではなく、はっきりとして欲しいこと・しないといけないことを伝える

 
これは個人的にはかなり、なるほど、と思ったことの一つです。例えば、朝8時に家を出ないと何かの約束に遅れるとします。この時に、子どもが8時近くなっても準備をしないでいたりする場合には「8時に出るから準備できる?」と聞くのは、効果的ではない、ということです。子どもがどうしようが、8時に出ないといけないし、それ以外に選択肢があるわけでもない状況です。このような状況では、たずねるような聞き方ではなく「8時に出るからね、準備してね」ときっぱり言った方がよいようです。確かに、「〜〜できる?〜〜で良いかな?」と聞かれつつも実質オプションがなかったら、大人でも「はぁ?それなら聞くなよ」ってなりますよね・。。
 
子どもがダダこねたり、かんしゃくを起こすと、余計時間かかるし、疲れるし、そういう反応を避けるためにも、ややふわっと注意する・言いつけることがありましたが、自己肯定感や「自分に色々と選択する権利があるんだ」とわかってもらうためにも選択肢が現実的にないのであれば、そのときにはストレートに伝えた方がよい、というのは、ハッとさせられました。
 

親の言ったことを受け入れて守ってくれたら、ちゃんと褒める

注意していることが当たり前すぎて、子どもが親の注意を受け入れても、褒めずに流してしまうことがありますが、内容がどうであるかは別にして「親の言うことを納得した上で、きちんと受け入れて行動した」ということは毎回ちゃんと褒めましょう。褒め方は、これまでの投稿をご参考ください!
 

他にも色々と参考になるポイント

 
上記以外にも、下記のようなことを重要なポイントとしてIncredible Yearsではあげています。
 
  • アイコンタクトをとって、ちゃんと子どもが聞いていることを確認する。一回に言うことは一つ。何個も同時に言わない。 
  • 過度に期待せず、年齢に応じたお願い・注意をする
  • どういう行動をして欲しいのかが明確にわかるように言いつける。
  • 「〜〜しなさい」を使って「〜〜しないように」は使わないようにする
  • 子どもの名前を言ってから注意する。
  • なるべく言いつけをポジティブ、丁寧で子どもにも敬意を払ったものにする。「〜〜してください」と丁寧にいう。
  • 「〜〜やめて」と言わない
  • 「〜〜できる?」と訊ねず、「〜〜する・して」とはっきりと伝える。
  • 子どもに注意を受け入れる十分な時間(10秒間など)を与えるようにする
  • 前もった頭出しやリマインダーをしてあげる。
  • 子どもを脅さない。 
  • 「〜〜したら、〜〜しようか」といった働きかけを行う。 
  • なるべく選択肢を与えられるなら与える。
  • 言いつけはなるべく短く、簡潔に。
  • パートナー(妻や夫)の言いつけをサポートする。
  • 受けれたらきちんと褒める、言いつけを受け入れなかったらそれに見合った結果を与える。 
  • 子どもと親のパワーバランスが偏りすぎないようにする。
  • 一緒に問題解決を図るように促す。
 

(1歳〜) オトコの子ども用ごはんレシピ: ホットケーキミックスを使わないホットケーキ

今、インターネット上でにわかに話題のホットケーキのうちでのレシピの紹介です。

最近週末のどちらかの朝によく作っています。食べ物の好みが結構違う息子と娘の両方が喜んで食べているので比較的万人受けするんじゃないかと思っています。

ホットケーキなんて作り古された簡単なもののレシピ、、なんて話もありますが、
という事で紹介しておきます。ベーキングパウダーだけは意識して買ってないといけないと思うので要注意。
 

材料

材料一覧です。分量は4歳男児、3歳女児+αの量です。
  • ★小麦粉:170g
  • ★ベーキングパウダー:15g︎
  • ★牛乳:170g︎
  • ★卵: 1個︎
  • ★塩: 一振り/3g︎
  • ★砂糖: 好みで(自分は5g-10g)︎
  • ★サラダ油: 10g
  • バター: 適量
  • ハチミツ:適量
 

手順:

極めてシンプルです。
  1. ★︎をボールにぶち込んで、ひたすらダマがなくなるまで混ぜる。結構とろとろ、もたっとしています。好みで水や牛乳で薄めてください。ただ、結構モタッとした生地で焼く方が膨らんでふわふわな感じになります。

  2. 弱火をつけて、フライパンのホットケーキを焼く場所にバターを塗りつけておく(このバターで表面がサクサクになります)

  3. 弱中火くらいにして、生地をフライパンにいれる。いつも私は直径25cmくらいの円形フライパンに直径10cmくらいのを四つくらい一度に焼いてます。ぷつぶつと泡が出るのと、焼き面が焦げない火加減は少し調節が必要かと思います。
  4. 焼き面がキツネ色になればひっくり返して弱火で2-3分もう一面も焼きます。

  5. バターとはちみつを好みの量塗って出来上がり。
    糖分を抑えると言う意味で、自分は以下のようにだましだましやっています。苦笑 (1回目はお腹すいてるし、はちみつなくても機嫌よく食べる)
    1枚目: はちみつ塗らず、
    2枚目: はちみつほんとちょっと塗る
    3枚目: もうちょっと多めに塗る

(0-7歳) Incredible Years シリーズ: ご褒美?それともワイロ? (ペアレントトレーニング 第5回)

ご無沙汰しております。第5回。Incredible Yearsのコンセプトを表すParenting Pyramid(ペアレンティングピラミッド)の下から2段目にある「ご褒美/ Rewards」というのを今回みていきたいと思います。

ご褒美?それとも賄賂(ワイロ)?

このペアレントレーニングのコースの中で印象に残っているフレーズの一つが、「それはご褒美?それともワイロ?」というものです。
 
子どもが望ましい・好ましい行動をして、習慣化させるために、何かおやつをあげたり、何か買ってあげたり、というのは親の誰もが経験したことがあるのではないでしょうか?このような行為が、場合によっては「ご褒美」になり、場合によっては「ワイロ」になるのです。
 
言葉の響きの通り、「ご褒美」は親の行為として推奨されるもの、「ワイロ」は推奨されないものとなります。この「ご褒美」を積極的・上手く用いて、なるべく「ワイロ」を与えないようにします。
 

「ご褒美」は好ましい行動を促進する、
「ワイロ」は好ましくない行動を場当たり的に止めさせるが、本質的には好ましくない行動を助長する

 
ご褒美は、子どもが好ましい行動を促すために何かしらの子どもの望むものを与えたりすることを指します。一方、ワイロは、子どもの「好ましくない行動を止めるために」与えます。
例えば、子どもが遊んでいる時に、「あと5分遊んだら片付けましょうね。片付けたらおやつをあげるね」と言って、子どもが片付けを行い、おやつをあげます。これは「遊んだ後は片付けをする」という好ましい行動を促し、実際にそれができたことを褒める意味で「ご褒美」となります。
 
一方、子どもが遊んでいて、「片付けなさい」と何度も言っているのに片付けなかった時に、「おやつあげるからちゃんと片付けなさい」と、実際に片付ける「前」におやつをあげた場合、これは「片付けないで散らかす」というのを止めるためにおやつをあげており、ワイロにあたります。
 
何故、後者のワイロが悪いのか?子どもの中では「遊んで散らかして、なかなか片付けないとおやつがもらえる」という解釈になるからです。こうなると「また片付けないで散らかしていると、おやつがもらえるのかな」と考えるようになり、むしろ、より片付けない方向にインセンティブが働いてしまうのです。
 
また、子どもの感じ方に注目すると、ご褒美は「好ましい行動を達成して、何か得た」という小さいながらも達成感や良いことをしたという思いや誇らしさが生まれます。一方で、ワイロの方は、「自分の欲しいものを親から手に入れた、親をコントロールしたぞ」というような感覚になるようです。もちろん、前者のような感覚をより育んでいきたいので、そういう意味でもこのワイロをなるべく避けることが重要です。
 

とにかく、好ましい行動の「後」に子どもの望みを叶えてあげるようにする。そして何より、モノだけでなく褒める言葉がけがなにより大事

ご褒美とワイロの違いはわかりました。ただ、あらゆる場面で、子どもが好ましくない行動を起こす前に先回りしてご褒美をあげるようにするのは不可能です。どうしても、子どもがダダをこねたり、好ましくない行動をしてしまうことはあります。その時にも、個人的に「せめて」と思って気を付けているのが、決して好ましくない行動を改める「前」には、何か子どもの欲しいものをあげないようにして、行動を改めた「後」に何かあげるようにしています。そうする事で、なるべく「ややこしいことを起こせば何かもらえる」という考えではなく「好ましい行動を起こせば何かもらえる」という考えに傾いていって欲しいと考えています。
 
また、もちろん、子どもが好ましい行動を起こせば、おやつや動画を見せてあげるといった物質的なご褒美だけでなく、それを思いっきり褒めることが重要です。そうすることで、達成感や誇らしさをより感じるようにして、その好ましい行動の定着をはかるのと、自己肯定感を高めることを狙います。 褒める言葉などは、前回紹介した「Descriptive commenting」と共通するようになるべく具体的に褒めることが重要です。
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まとめ
  • 子どもの行動を促す際に何か欲しいものをあげる場合、「ご褒美」と「ワイロ」という2種類が存在
  • 「ご褒美」は好ましい行動を促進する、「ワイロ」は好ましくない行動を場当たり的に止めさせるが、本質的には好ましくない行動を助長する
  • とにかく、好ましい行動の「後」に子どもの望みを叶えてあげるようにする。そして何より、モノだけでなく褒める言葉がけがなにより大事

(0-7歳) Incredible Years シリーズ: 質問するな、実況中継せよ (ペアレントトレーニング 第4回)



ご無沙汰ですが、再びIncredible Years シリーズです。今回は下から2段目の「教える」というところにフォーカスしたトピックです。Incredible Yearsは、「子供の学業・社会性・感情面で小学校やその先の集団・社会での生活への準備を整える」ことを目的の一つとしています。

今回はそれの準備を手助けする「教える」行為の中でも「細かく状況を言葉にしてあげる (元の英語は Descriptive Commenting)についてです。

 

興味を持って質問する事は必ずしも子どもはポジティブに感じない

大人同士の会話であれば、「今日何してたの?」や「今それ何してるの?」という質問は、興味を持っているというサインでもあり、コミュニケーションをしていく上で非常に有効なものです。ただ、子どもとのコミュニケーションにおいては、特に、子どもに色々な物事を教えてあげよう、という意図での質問は、逆効果になるようです。

 

例えば、「それはなんて言う魚?」「ここにケーキ何個ある?」「この子はこの後何するのかな?」といったものです。こういった質問は、プロセスよりも結果に焦点を当てた質問で、子どもにとっては、テストされていると感じたり、指図されていると感じたりします。そのため、子どもが集中して遊んでいたり、子どもとのスペシャルタイムを過ごしているときに、このような質問を色々と行うことは、良かれと思ってやっていても、結果的には子どもの発達にはプラスになりません。

 

むしろ、細かく状況を言葉にしてあげる 、実況中継してあげることが、
言葉や概念の発達にも精神的な発達にも有効。

子どもが何か遊んでいたりした時には、上記のような質問の代わりに、色々と子どもがやっていることを実況中継してあげることが有効です。そうすることで、この先学校で学習することや、他の子どもとのコミュニケーションで必要になる重要な概念や言葉をより効果的に習得できるようです。

 

また、概念や言葉だけでなく、忍耐強く何かに取り組む能力や他の人の話をきいたりする能力を伸ばすのにも、この細かくそういった振る舞いをした際にコメントしてあげることが効果的なようです。コメントしてあげることで、子ども自身が「今自分は(例えば)一回では出来なかった事を何回か試しているんだ、そしてそれは良い事なんだ」と自分が今行っていることを客観的に理解できるからです。(そして、最後にもう一度、結果ではなく、頑張ったプロセスを褒めてあげます)

 

質問をあれこれしたくなる気持ちをぐっと抑えて、実況中継のような形でその子がやっていることをコメントしてあげましょう。

 

実際の「細かく状況を言葉にしてあげる」例

下記に具体的にどういうパターンでこのテクニックを使えるか、羅列しておきます。

  • :「お、車もって何やっているの?」ではなく、「あ、XX君、赤い車と黄色いトラックをもっているね」
  • :「何頭、恐竜がいるかな?」ではなく「お、そこには1、2、3頭恐竜が横に並んでいるね」
  • :「そのレゴはどのレゴにはまるかな?」ではなく「四角いレゴがその丸いレゴにはまったね」
  • サイズ:「その電車とその新幹線、どっちが長い?」ではなく「その新幹線は、その電車よりもっと長いね」
  • 位置関係:「その青いブロックの上にあるのは何かな?」ではなく「青いブロックの上に黄色い四角いブロックがのってるね」

 

  • 頑張る・集中する:「そのパズルを完成させようと、そのピーズがどこにはまるのかすごく頑張って集中して考えているね」
  • 辛抱強さ:「今すごく辛抱強く、そのピースがどこにあてはまるか、いろんな方法を試しているね」
  • 冷静さ:「今すごく落ち着いて、もう一度うまくいくかやっているね」
  • 問題解決:「その形にするにはどうすればよいか一生懸命考えて、解決策を思いついたね!」
  • 大人の指示に従う:「今、パパのお願いした通りに手伝ってくれてるね、ありがとう!」
  • 話を聞く:「今パパの目を見て、ちゃんと最後までお話し聞いていたね」
  • 一人でやりきる:「今、パジャマから学校にいく服に全部自分で着替えたね!」

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まとめ:

  • 興味を持って質問する事は必ずしも子どもはポジティブに感じない
  • むしろ、細かく状況を言葉にしてあげる 、実況中継してあげることが、
    言葉や概念の発達にも精神的な発達にも有効。

 

(1歳〜)オトコの子ども用ごはんレシピ:カリカリ モチモチ チヂミ

Incredible Yearsシリーズは一回おやすみして、よりすぐに使えるネタを今回はどうぞ。

ということで、僕がよく週末の朝に作って子どももコンスタントによく食べてくれるチヂミを紹介します。

なにが良いか
  • 栄養のバランスgood (タンパク質、炭水化物、ビタミン)
  • 基本、材料を入れて混ぜて焼くだけ。スキルがそこまで不要
  • 何より子どもが食べてくれる

材料

材料一覧です。分量は4歳男児、3歳女児+αの量です。
  • ⭐︎小麦粉:80g
  • ⭐︎片栗粉:65g
  • ⭐︎水:160g
  • ⭐︎中華鶏ガラパウダー:小さじ1 or 3g
  • ⭐︎しょうゆ:小さじ1 or 5g
  • 豚ひきにく:100g ~ 150g
  • にんじん:小さいの1本、大きいの1/3本
  • ベビースピナッチないしほうれん草:2束
  • (あれば)海苔、ピザ用チーズ、薄切りもち
  • ごま油:適量
  • (タレ用に)醤油・砂糖:適量
 

手順

  1. 小鍋にほうれん草を茹でる用のお湯を沸かす
  2. ニンジンの皮をむき、みじん切りにして、器に入れてレンジで1分加熱
  3. ⭐︎をすべてボールにいれて混ぜる
  4. 小鍋のお湯が沸いたら(水洗いした)ほうれん草を投入。30秒とかで取り出して冷水で冷やして水切り。みじん切りに。
  5. ⭐︎を混ぜたボールに、豚挽肉、ニンジン、ほうれん草、海苔やチーズなどを入れて更に混ぜる。(これをタネと呼びましょう)
  6. フライパンにごま油を適量入れて、中火〜弱火で加熱。あったまれば、タネを入れて、フライ返しで薄く伸ばして火を通す。
  7. 2−3分して、焼けていればひっくり返してもう2〜3分焼く
  8. 焼いている間に、醤油と水を1:1くらいで薄めて、砂糖を少々入れてタレをつくっておく。
  9. チヂミを切って、タレを薄くかければ、完成!
 

さらにおいしく

1. 片面を焼いているときに、ピザチーズを上を向いている面に乗せて、ひっくり返して焼くと、このチーズがカリカリに焼けてチーズ好きの子にはさらにウケます
2. 最後にごま油を周りにかけて強火でばーっとしばらく焼くとフチがよりカリカリになるらしい(私はまだトライできておらず)
 
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ぜひお試しあれ!

(0-7歳) Incredible Years シリーズ: ほめる (ペアレントトレーニング 第3回)

前回は「一緒に遊ぶ」と言う項目について触れましたが、今回は、Parenting pyramidの一番下の段から下から2段目に移って「褒める」についてです。

正直、自分が受けたコースでは、一番下に関してはほぼ「一緒に遊ぶ」ということにフォーカスしてそれ以外の項目(共感する、こどもの話を聴くなど)はそこまで触れませんでした。
 

「ほめる」意味:今後続けてほしい行動を理解して実際に続けてもらう。
その中で自己肯定感・信頼関係を育む

 
「ほめる」ことの意義ですが、大きく言えば下記のことがあると思っています。(ほめる、というテーマで何百冊と本があると思うので、深くははいりませんが)
 
  1. 子どもに今後も続けてほしい行動が何かを理解してもらう
  2. 子どもが、その続けてほしい行動を実際に続ける動機付けをする(行動を強化する)
  3. 自己肯定感を高める・信頼関係の構築
 
ここからは、この3点を効果的に行うためにどういうほめ方をすべきか、ということをまとめています。
 

ほめ方のポイント:表情豊かに、ボディタッチもまじえて、
できるだけ具体的に、見たらすぐ、結果だけでなく過程を褒める

 
さて、一部は簡単に前回触れていますが、「褒める」ということについて、特に男性目線で、気をつけた方が良いな、と思ったこととしては、
  1. とにかく嬉しそうに・明るく褒める。アイコンタクトしながら。
  2. ボディタッチも一緒に行う
  3. 過程・頑張ったこともしっかり褒める
  4. できるだけ具体的に
  5. 見たらすぐほめて、後で子どもの前で誰かに話す
順番に見ていきます。
 
1. とにかく嬉しそうに・明るく褒める。多少大げさに。
前回も触れましたが、男性の方が子どもに対しても抑揚のないコミュニケーションになりがちです。(少なくとも自分。周りの女性と比べると)ただ、大人もそうですが、子どもは特にそのトーンや表情で大きく受け取り方も変わってきます。自戒も含め、ここは意識しすぎてしすぎることはないです
また、きちんと子どもが自分の言葉を聞いていないと意味がないので、子どもと同じ目線になってアイコンタクトしながらやるようにします。
 
2. ボディタッチも一緒に行う
言葉でのほめ言葉だけでなく、なるべく一緒にボティタッチ・物理的なスキンシップも行うとより効果的です。具体的には下のような例です。
・腕や肩をポンポンと叩いてあげる
・抱きしめる
・頭を撫でてあげる
・ハイタッチ
個人的にはよくハイタッチをしていますが、子どもも照れ臭そうにハイタッチするのが何とも愛くるしいのでおすすめです。
 
3. 過程・頑張ったこともしっかり褒める
ほめることの意義につながりますが、何よりも「今まで出来なかったことにチャレンジして頑張ってみる」というのが続けてほしい行動の一つではないでしょうか。そういう意味で、結果に限らす、その過程をほめるというのは非常に大事だなと感じています。
 
4. できるだけ具体的に。
「それすごいね!」というのではなく、「今のこういうところが、こういう理由ですごいね!」と言ってあげる。そうする事で、より子どもにとってもどういう行動が続けるべき行動かわかりやすくなります。
 
5. 見たらすぐほめtて、後で子どもの前で誰かに話す
子どもの記憶はそこまで長続きしないので、何か続けてほしい行動を見れば、すぐにほめましょう。たとえ、何かをしている最中でも可能な限り、子どものところに行って、目を見てほめてあげましょう。
また、すぐ褒めるのに加えて、何かほめたことをその日のしばらくたった際に、父親から母親や他の兄弟姉妹などに子どもの前で話したりすると、より行動強化・自己肯定感の形成につながるはずです。

 

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まとめ:

  • 「ほめる」意味:今後続けてほしい行動を理解して実際に続けてもらう。その中で自己肯定感・信頼関係を育む
  • ほめ方のポイント:表情豊かに、ボディタッチもまじえて、できるだけ具体的に、見たらすぐ、結果だけでなく過程を褒める
 

(0-7歳) Incredible Years シリーズ: スペシャルタイムの過ごし方 (ペアレントトレーニング 第2回)

前回に引き続き、Incredible Years というペアレントレーニング(ペアトレ)の講座を受けての学びの共有です。前回は、全体の枠組みと、その中での「一緒に遊ぶ」ということの重要性、そのための「スペシャルタイム」というコンセプトを紹介しました。今回はそのスペシャルタイムをどう過ごすか、というところを紹介したいと思います。

とにかく、10分でも良いので120%自分の注意を子どもに向ける。スマホなし、他の家事育児タスクなし。

 
まず、この「スペシャルタイム」の目的は、子どもに「親は自分のこと見てるんだな、考えているんだな、信頼できるんだな」と思ってもらうことにあります。それによって、例えば子どもがグズったり、考えが対立したときなどにきちんと状況を理解してもらったり、お互い譲歩したり、ということができるようにする土台の形成にあたります。そういう意味で、当たり前っちゃ当たり前ですが、とにかくこの時間は、自分の意識を120%子どもとのコミュニケーションに向けます。
 
まずスマホは目のつかないところに置いておき、通知のチェックもしない。スペシャルタイムの間は料理の準備に立ったり、他のことはしない。
 

スペシャルタイムの時間に何をするかは、子どもが決める。
その中でも子どもにできるだけリードさせる

120%意識を集中、というと、どうしても気合が入って、「あれしようか、これ良いんじゃない?」などと言ったり、その最中も色々とこちらからあれこれ言いたくなってしまいますが、「子どもが主導権を握ってリードする遊び(Chiled-led play)」にするのが大事です。なので、スペシャルタイムの始めも「この遊びしようか?」というよりは、よりオープンに「どんな遊びがしたい?」というような問いかけにして、なるべく子どもが自分の発想で遊びをすすめて、それに対して親がのっかってあげる、というのが理想的です。
 
実際には、子どもに本当にオープンに選ばせると、今この瞬間はちょっと難しい遊びなどをやりたいと言い出す可能性もあります(例:時間がそこまでないのに、「公園にいって砂場で遊びたい」と言われる)。そうなって「それは難しいの」と言うと、子どもが「リードしている」という感覚も薄れるので、そこは聞き方を工夫して「今から10分くらい一緒に遊べるよ。おうちの中でどんな遊びがしたい?」などとさりげなく選択肢に制限を設けておくことが重要です。

 

とにかくその時間を楽しむようにするし、楽しめる範囲で無理しない。
そして、ポジティブな言葉がけを行い、否定しない。 

実際にスペシャルタイムとして遊んでいる間は、とにかく子どもとの時間を楽しむように意識します。せっかく他の仕事や家事育児はいったんやめての時間かつ、親が楽しんでいなければ、一緒に遊ぶ子どもにとっても心地よい時間にはなりにくいのではないでしょうか。
 
ただ、個人的には、「楽しもう!」というよりは「無理しないでおこう!」と考える方が自然と結果的にはリラックスしてその時間を楽しめるように思います。例えば、仕事が結構残っているのに「よし、30分スペシャルタイムするぞ!」と意気込んでも結局仕事のことが気になって、あんまり子どもとの時間に集中できない、とか、むしろ子どもにイライラする、というのは非常に考えられます(自分の場合)。なので、現実的に自分として割ける時間で行いましょう。
 
また、遊んでいる最中は、子どものことを観察して、色々と具体的にポジティブな声かけをしてあげます。例えば、子どもが何かブロックで組み立てていれば、「それ良いね」だけではなく、「そのブロック、すごくかっこよくて良いね。ブロックで色々作れるようになったね!」というような形です。子どもはまだまだアイマイな表現の理解は低年齢ほど発達していないので、できるだけ具体的に行いましょう。かつ、特に危険なことが起こりそうなどの場合を除いて、できる限り否定はせず、なるべく子どものしたいことを受け止めてあげましょう。
 
男性は女性よりも、トーンをあげたりテンション上げて褒める、ということが苦手なような気がするので、男性の場合、よりここは意識をしてする必要があるのかなと思っています。そういう意味でも、「仕事や他のことは一切横において、ある程度テンションあげてポジティブな声かけをしつつ、その遊びを楽しむ」ということになるので、いくら子どものことが好きだとはいえ、ぶっちゃけ30分いきなりこれを(特に仕事のある日に)するのは厳しいと思っています。そう言う意味でも無理のない範囲で、ただし、なるべく毎日コンスタントに続けていくことが重要です。
 
次回は、その「褒める・ポジティブな声かけ」について、もう少し具体的に見ていきます!
 

スペシャルタイムのまとめ

  • とにかく、10分でも良いので120%自分の注意を子どもに向ける。スマホなし、他の家事育児タスクなし
  • スペシャルタイムの時間に何をするかは、子どもが決める。その中でも子どもにできるだけリードさせる
  • とにかくその時間を楽しむようにするし、楽しめる範囲で無理しない。そして、ポジティブな言葉がけを行い、否定しない。