Taro's Working Father Lab.

仕事と子育ての両立に奮闘するパパのための「カンニングペーパー」的ブログ

(0-7歳) Incredible Years シリーズ: 質問するな、実況中継せよ (ペアレントトレーニング 第4回)



ご無沙汰ですが、再びIncredible Years シリーズです。今回は下から2段目の「教える」というところにフォーカスしたトピックです。Incredible Yearsは、「子供の学業・社会性・感情面で小学校やその先の集団・社会での生活への準備を整える」ことを目的の一つとしています。

今回はそれの準備を手助けする「教える」行為の中でも「細かく状況を言葉にしてあげる (元の英語は Descriptive Commenting)についてです。

 

興味を持って質問する事は必ずしも子どもはポジティブに感じない

大人同士の会話であれば、「今日何してたの?」や「今それ何してるの?」という質問は、興味を持っているというサインでもあり、コミュニケーションをしていく上で非常に有効なものです。ただ、子どもとのコミュニケーションにおいては、特に、子どもに色々な物事を教えてあげよう、という意図での質問は、逆効果になるようです。

 

例えば、「それはなんて言う魚?」「ここにケーキ何個ある?」「この子はこの後何するのかな?」といったものです。こういった質問は、プロセスよりも結果に焦点を当てた質問で、子どもにとっては、テストされていると感じたり、指図されていると感じたりします。そのため、子どもが集中して遊んでいたり、子どもとのスペシャルタイムを過ごしているときに、このような質問を色々と行うことは、良かれと思ってやっていても、結果的には子どもの発達にはプラスになりません。

 

むしろ、細かく状況を言葉にしてあげる 、実況中継してあげることが、
言葉や概念の発達にも精神的な発達にも有効。

子どもが何か遊んでいたりした時には、上記のような質問の代わりに、色々と子どもがやっていることを実況中継してあげることが有効です。そうすることで、この先学校で学習することや、他の子どもとのコミュニケーションで必要になる重要な概念や言葉をより効果的に習得できるようです。

 

また、概念や言葉だけでなく、忍耐強く何かに取り組む能力や他の人の話をきいたりする能力を伸ばすのにも、この細かくそういった振る舞いをした際にコメントしてあげることが効果的なようです。コメントしてあげることで、子ども自身が「今自分は(例えば)一回では出来なかった事を何回か試しているんだ、そしてそれは良い事なんだ」と自分が今行っていることを客観的に理解できるからです。(そして、最後にもう一度、結果ではなく、頑張ったプロセスを褒めてあげます)

 

質問をあれこれしたくなる気持ちをぐっと抑えて、実況中継のような形でその子がやっていることをコメントしてあげましょう。

 

実際の「細かく状況を言葉にしてあげる」例

下記に具体的にどういうパターンでこのテクニックを使えるか、羅列しておきます。

  • :「お、車もって何やっているの?」ではなく、「あ、XX君、赤い車と黄色いトラックをもっているね」
  • :「何頭、恐竜がいるかな?」ではなく「お、そこには1、2、3頭恐竜が横に並んでいるね」
  • :「そのレゴはどのレゴにはまるかな?」ではなく「四角いレゴがその丸いレゴにはまったね」
  • サイズ:「その電車とその新幹線、どっちが長い?」ではなく「その新幹線は、その電車よりもっと長いね」
  • 位置関係:「その青いブロックの上にあるのは何かな?」ではなく「青いブロックの上に黄色い四角いブロックがのってるね」

 

  • 頑張る・集中する:「そのパズルを完成させようと、そのピーズがどこにはまるのかすごく頑張って集中して考えているね」
  • 辛抱強さ:「今すごく辛抱強く、そのピースがどこにあてはまるか、いろんな方法を試しているね」
  • 冷静さ:「今すごく落ち着いて、もう一度うまくいくかやっているね」
  • 問題解決:「その形にするにはどうすればよいか一生懸命考えて、解決策を思いついたね!」
  • 大人の指示に従う:「今、パパのお願いした通りに手伝ってくれてるね、ありがとう!」
  • 話を聞く:「今パパの目を見て、ちゃんと最後までお話し聞いていたね」
  • 一人でやりきる:「今、パジャマから学校にいく服に全部自分で着替えたね!」

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まとめ:

  • 興味を持って質問する事は必ずしも子どもはポジティブに感じない
  • むしろ、細かく状況を言葉にしてあげる 、実況中継してあげることが、
    言葉や概念の発達にも精神的な発達にも有効。

 

(1歳〜)オトコの子ども用ごはんレシピ:カリカリ モチモチ チヂミ

Incredible Yearsシリーズは一回おやすみして、よりすぐに使えるネタを今回はどうぞ。

ということで、僕がよく週末の朝に作って子どももコンスタントによく食べてくれるチヂミを紹介します。

なにが良いか
  • 栄養のバランスgood (タンパク質、炭水化物、ビタミン)
  • 基本、材料を入れて混ぜて焼くだけ。スキルがそこまで不要
  • 何より子どもが食べてくれる

材料

材料一覧です。分量は4歳男児、3歳女児+αの量です。
  • ⭐︎小麦粉:80g
  • ⭐︎片栗粉:65g
  • ⭐︎水:160g
  • ⭐︎中華鶏ガラパウダー:小さじ1 or 3g
  • ⭐︎しょうゆ:小さじ1 or 5g
  • 豚ひきにく:100g ~ 150g
  • にんじん:小さいの1本、大きいの1/3本
  • ベビースピナッチないしほうれん草:2束
  • (あれば)海苔、ピザ用チーズ、薄切りもち
  • ごま油:適量
  • (タレ用に)醤油・砂糖:適量
 

手順

  1. 小鍋にほうれん草を茹でる用のお湯を沸かす
  2. ニンジンの皮をむき、みじん切りにして、器に入れてレンジで1分加熱
  3. ⭐︎をすべてボールにいれて混ぜる
  4. 小鍋のお湯が沸いたら(水洗いした)ほうれん草を投入。30秒とかで取り出して冷水で冷やして水切り。みじん切りに。
  5. ⭐︎を混ぜたボールに、豚挽肉、ニンジン、ほうれん草、海苔やチーズなどを入れて更に混ぜる。(これをタネと呼びましょう)
  6. フライパンにごま油を適量入れて、中火〜弱火で加熱。あったまれば、タネを入れて、フライ返しで薄く伸ばして火を通す。
  7. 2−3分して、焼けていればひっくり返してもう2〜3分焼く
  8. 焼いている間に、醤油と水を1:1くらいで薄めて、砂糖を少々入れてタレをつくっておく。
  9. チヂミを切って、タレを薄くかければ、完成!
 

さらにおいしく

1. 片面を焼いているときに、ピザチーズを上を向いている面に乗せて、ひっくり返して焼くと、このチーズがカリカリに焼けてチーズ好きの子にはさらにウケます
2. 最後にごま油を周りにかけて強火でばーっとしばらく焼くとフチがよりカリカリになるらしい(私はまだトライできておらず)
 
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ぜひお試しあれ!

(0-7歳) Incredible Years シリーズ: ほめる (ペアレントトレーニング 第3回)

前回は「一緒に遊ぶ」と言う項目について触れましたが、今回は、Parenting pyramidの一番下の段から下から2段目に移って「褒める」についてです。

正直、自分が受けたコースでは、一番下に関してはほぼ「一緒に遊ぶ」ということにフォーカスしてそれ以外の項目(共感する、こどもの話を聴くなど)はそこまで触れませんでした。
 

「ほめる」意味:今後続けてほしい行動を理解して実際に続けてもらう。
その中で自己肯定感・信頼関係を育む

 
「ほめる」ことの意義ですが、大きく言えば下記のことがあると思っています。(ほめる、というテーマで何百冊と本があると思うので、深くははいりませんが)
 
  1. 子どもに今後も続けてほしい行動が何かを理解してもらう
  2. 子どもが、その続けてほしい行動を実際に続ける動機付けをする(行動を強化する)
  3. 自己肯定感を高める・信頼関係の構築
 
ここからは、この3点を効果的に行うためにどういうほめ方をすべきか、ということをまとめています。
 

ほめ方のポイント:表情豊かに、ボディタッチもまじえて、
できるだけ具体的に、見たらすぐ、結果だけでなく過程を褒める

 
さて、一部は簡単に前回触れていますが、「褒める」ということについて、特に男性目線で、気をつけた方が良いな、と思ったこととしては、
  1. とにかく嬉しそうに・明るく褒める。アイコンタクトしながら。
  2. ボディタッチも一緒に行う
  3. 過程・頑張ったこともしっかり褒める
  4. できるだけ具体的に
  5. 見たらすぐほめて、後で子どもの前で誰かに話す
順番に見ていきます。
 
1. とにかく嬉しそうに・明るく褒める。多少大げさに。
前回も触れましたが、男性の方が子どもに対しても抑揚のないコミュニケーションになりがちです。(少なくとも自分。周りの女性と比べると)ただ、大人もそうですが、子どもは特にそのトーンや表情で大きく受け取り方も変わってきます。自戒も含め、ここは意識しすぎてしすぎることはないです
また、きちんと子どもが自分の言葉を聞いていないと意味がないので、子どもと同じ目線になってアイコンタクトしながらやるようにします。
 
2. ボディタッチも一緒に行う
言葉でのほめ言葉だけでなく、なるべく一緒にボティタッチ・物理的なスキンシップも行うとより効果的です。具体的には下のような例です。
・腕や肩をポンポンと叩いてあげる
・抱きしめる
・頭を撫でてあげる
・ハイタッチ
個人的にはよくハイタッチをしていますが、子どもも照れ臭そうにハイタッチするのが何とも愛くるしいのでおすすめです。
 
3. 過程・頑張ったこともしっかり褒める
ほめることの意義につながりますが、何よりも「今まで出来なかったことにチャレンジして頑張ってみる」というのが続けてほしい行動の一つではないでしょうか。そういう意味で、結果に限らす、その過程をほめるというのは非常に大事だなと感じています。
 
4. できるだけ具体的に。
「それすごいね!」というのではなく、「今のこういうところが、こういう理由ですごいね!」と言ってあげる。そうする事で、より子どもにとってもどういう行動が続けるべき行動かわかりやすくなります。
 
5. 見たらすぐほめtて、後で子どもの前で誰かに話す
子どもの記憶はそこまで長続きしないので、何か続けてほしい行動を見れば、すぐにほめましょう。たとえ、何かをしている最中でも可能な限り、子どものところに行って、目を見てほめてあげましょう。
また、すぐ褒めるのに加えて、何かほめたことをその日のしばらくたった際に、父親から母親や他の兄弟姉妹などに子どもの前で話したりすると、より行動強化・自己肯定感の形成につながるはずです。

 

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まとめ:

  • 「ほめる」意味:今後続けてほしい行動を理解して実際に続けてもらう。その中で自己肯定感・信頼関係を育む
  • ほめ方のポイント:表情豊かに、ボディタッチもまじえて、できるだけ具体的に、見たらすぐ、結果だけでなく過程を褒める
 

(0-7歳) Incredible Years シリーズ: スペシャルタイムの過ごし方 (ペアレントトレーニング 第2回)

前回に引き続き、Incredible Years というペアレントレーニング(ペアトレ)の講座を受けての学びの共有です。前回は、全体の枠組みと、その中での「一緒に遊ぶ」ということの重要性、そのための「スペシャルタイム」というコンセプトを紹介しました。今回はそのスペシャルタイムをどう過ごすか、というところを紹介したいと思います。

とにかく、10分でも良いので120%自分の注意を子どもに向ける。スマホなし、他の家事育児タスクなし。

 
まず、この「スペシャルタイム」の目的は、子どもに「親は自分のこと見てるんだな、考えているんだな、信頼できるんだな」と思ってもらうことにあります。それによって、例えば子どもがグズったり、考えが対立したときなどにきちんと状況を理解してもらったり、お互い譲歩したり、ということができるようにする土台の形成にあたります。そういう意味で、当たり前っちゃ当たり前ですが、とにかくこの時間は、自分の意識を120%子どもとのコミュニケーションに向けます。
 
まずスマホは目のつかないところに置いておき、通知のチェックもしない。スペシャルタイムの間は料理の準備に立ったり、他のことはしない。
 

スペシャルタイムの時間に何をするかは、子どもが決める。
その中でも子どもにできるだけリードさせる

120%意識を集中、というと、どうしても気合が入って、「あれしようか、これ良いんじゃない?」などと言ったり、その最中も色々とこちらからあれこれ言いたくなってしまいますが、「子どもが主導権を握ってリードする遊び(Chiled-led play)」にするのが大事です。なので、スペシャルタイムの始めも「この遊びしようか?」というよりは、よりオープンに「どんな遊びがしたい?」というような問いかけにして、なるべく子どもが自分の発想で遊びをすすめて、それに対して親がのっかってあげる、というのが理想的です。
 
実際には、子どもに本当にオープンに選ばせると、今この瞬間はちょっと難しい遊びなどをやりたいと言い出す可能性もあります(例:時間がそこまでないのに、「公園にいって砂場で遊びたい」と言われる)。そうなって「それは難しいの」と言うと、子どもが「リードしている」という感覚も薄れるので、そこは聞き方を工夫して「今から10分くらい一緒に遊べるよ。おうちの中でどんな遊びがしたい?」などとさりげなく選択肢に制限を設けておくことが重要です。

 

とにかくその時間を楽しむようにするし、楽しめる範囲で無理しない。
そして、ポジティブな言葉がけを行い、否定しない。 

実際にスペシャルタイムとして遊んでいる間は、とにかく子どもとの時間を楽しむように意識します。せっかく他の仕事や家事育児はいったんやめての時間かつ、親が楽しんでいなければ、一緒に遊ぶ子どもにとっても心地よい時間にはなりにくいのではないでしょうか。
 
ただ、個人的には、「楽しもう!」というよりは「無理しないでおこう!」と考える方が自然と結果的にはリラックスしてその時間を楽しめるように思います。例えば、仕事が結構残っているのに「よし、30分スペシャルタイムするぞ!」と意気込んでも結局仕事のことが気になって、あんまり子どもとの時間に集中できない、とか、むしろ子どもにイライラする、というのは非常に考えられます(自分の場合)。なので、現実的に自分として割ける時間で行いましょう。
 
また、遊んでいる最中は、子どものことを観察して、色々と具体的にポジティブな声かけをしてあげます。例えば、子どもが何かブロックで組み立てていれば、「それ良いね」だけではなく、「そのブロック、すごくかっこよくて良いね。ブロックで色々作れるようになったね!」というような形です。子どもはまだまだアイマイな表現の理解は低年齢ほど発達していないので、できるだけ具体的に行いましょう。かつ、特に危険なことが起こりそうなどの場合を除いて、できる限り否定はせず、なるべく子どものしたいことを受け止めてあげましょう。
 
男性は女性よりも、トーンをあげたりテンション上げて褒める、ということが苦手なような気がするので、男性の場合、よりここは意識をしてする必要があるのかなと思っています。そういう意味でも、「仕事や他のことは一切横において、ある程度テンションあげてポジティブな声かけをしつつ、その遊びを楽しむ」ということになるので、いくら子どものことが好きだとはいえ、ぶっちゃけ30分いきなりこれを(特に仕事のある日に)するのは厳しいと思っています。そう言う意味でも無理のない範囲で、ただし、なるべく毎日コンスタントに続けていくことが重要です。
 
次回は、その「褒める・ポジティブな声かけ」について、もう少し具体的に見ていきます!
 

スペシャルタイムのまとめ

  • とにかく、10分でも良いので120%自分の注意を子どもに向ける。スマホなし、他の家事育児タスクなし
  • スペシャルタイムの時間に何をするかは、子どもが決める。その中でも子どもにできるだけリードさせる
  • とにかくその時間を楽しむようにするし、楽しめる範囲で無理しない。そして、ポジティブな言葉がけを行い、否定しない。 

(0-7歳) Incredible Years シリーズ: スペシャルタイムを作るべし (ペアレントトレーニング 第1回)

はじめに:Incredible Years シリーズ

3年のブランクを経てブログを再開しようと思ったきっかけがこちらのシリーズはまとめてどこかに書き留めておきたい、かつ誰かの参考になれば、と思ったからです。

上の子が、住む場所や保育園が変わったり、さまざまな環境変化があった事もあり、3歳−4歳くらいで、お願いを聞かない、些細な事でグズるといったことが以前よりも増えて少し荒れ気味になっていました。親としてもどう接していくのが良いのか少し分からない事が増えたので、ネットであれこれ見ていると、住んでいる自治体で、0−7歳の子どもの親向けペアレントレーニングを実施していることを知りました。無料という事で受けてみることに。それが結果的にIncredible Yearsというプログラムをベースにしたペアレントレーニング講座でした。(ネットで調べると普通に個人で購入しようとすると20万円とかのコースっぽく、そのお得感も後押ししたことは間違いありません)各回2時間x12回くらいのコースでした。
 
アレントレーニングと言うと、発達障害をもった児童の親向け、というのが元々の成り立ちですが、そういう子どもをもつ親・保護者向けであると同時に、より広く子育て全般のアドバイス・ヒントが欲しい親・保護者向けにオープンに開催されている感じでした。これからしばらく、このコールでの内容や学びを書きたいと思っています。こちら、私個人の理解なので、そこはご理解ください!
 

アレントピラミッド: 講座で取り扱うマインドセットやテクニックの全体像。遊びが何よりも大事な基本

Incredible Yearsとは、みたいなところは他のサイトには譲りますが、そのプログラムの全体像はよく、このような"Parenting Pyramid(ペアレンティング・ピラミッド)"というもので表されています。日本語版は、専門家でもない、いち保護者である私が勝手に意訳したものです。ご注意ください。
 

 

「親としてどういうことをすべきか・すると有効か」をまとめているのですが、ピラミッドの意味は注意が必要です。「上に行くほど重要なコンセプト」ということではなく、「面積の大きいしたの部分ほど、多くの時間をつかうべき親としての行動」という意味です。
 
つまり、困った行動がみられる子どもと接する上では、やっぱり重要なのは、一緒に遊んであげる、話を聴いてあげる、注意を向けてあげる、といったところだ、ということです。特に下の2段の行動をできるだけ増やしましょう、ということが言われています。
 
コースでは、基本この下の段から上の段に向かって、それぞれの親としてのスキル・マインドセットを具体的にどうおこなっていくか、をビデオを観たり、他の参加者と話をしたりしていきます。
 

「一緒に遊ぶ」というのが最も重要。

 

一番最初の回では、「一緒に遊ぶ」というのがテーマでした。この「一緒に遊ぶ」というのが何よりも重要、というような位置づけです。


なぜか?子どもが、より安定して、ハッピーに生きていくためには、自己肯定感をもって、他の人との信頼関係を築いたり、色々な問題を乗り越えていく、というような事が必要です。で、子ども(特に未就学児)はこういったことを身につけていくのは、お話をするなども含めた様々な遊びを通じてです。なので、子どもが遊ぶ中で、親も一緒に時間を過ごすことが大事なんじゃないか、と思っています。あと、単純に、小手先のテクニックは色々あるかもしれませんが、そもそも親のことを信頼すればするほど、いうことも聞くし、お互いにトラブルも少なくなるはずで、一緒に遊ばない親を信頼するか?みたいな話だと思っています。

子ども1人と親との時間:スペシャルタイムを毎日10分でも良いから、意識的に作るべし


例えば、子どもが朝9時から夕方5時まで保育園に行っていても、朝7時-9時や寝るまでの5時ー8時の合計5時間は子どもと一緒だったりするわけです。けれど、家事育児のタスクに忙殺されて、子どもと遊ぶ時間は意外とない、遊んでいても何だかんだ他のことを考えている、みたいな事が多い人は結構いるんじゃないでしょうか?(自分もそういうケース結構あります)朝家を出るのが早かったり、夜帰宅が遅いと、より子どもとの時間は限られてしまいます。
そこで、最初のセッションでは、1日10分でも良いから、子どもと遊ぶ「スペシャルタイム」を作りましょう、その「スペシャルタイム」はどう過ごすべきか、という話がありました。
えらい長くなってきたので、具体的にどう「スペシャルタイム」を過ごすべきか、は次の記事にまとめます!

 

おしまい。

 

(子どもが何歳でも)家事育児の分担の不公平感、いかになくして、お互いハッピーになる?

 
子どもができると、それまでは仲の良かった夫婦も様々なこぜりあい、ケンカが増えるとよく言います。自分の場合もまさにそんな感じがあります。
その原因の中でも、よく挙げられ、かつ大きいものとして、「俺はこれだけしているのに、お前は」「私はこれだけしているのに、あなたは」という家事育児の分担の不公平感があると思っています。そこで、今回はこういったこういった不公平感をいかに薄めていくかについて考えていきます。
 

「公平・不公平」を決める事は不可能。公平「感」が重要。

まず、はじめに、仕事や家事育児のタスクを細かく分けて、例えば時間とかで平等に分けようとしてもそもそも不可能です。かつ、それとなくお互いのタタスク量が公平に見えても結局上手くいかないケースがほとんどです。何故か、一つ一つのタスクに対する各々の感じる負担「感」が違うからです。「土曜の昼ご飯の準備はあなた、日曜の昼ご飯の準備はわたし」と分けても、理屈的には公平ですが、料理が苦手な方はより負担を感じるし、結局不公平「感」につながります。
 
そして、この不公平「感」があると何かといざこざが起こります。よって、負担「感」に注目して、この不公平「感」をいかになくすか、が重要です。
 

肉体的な負担感と精神的な負担感の両方を考えよう

子どもができれば色々な新たなタスクが一気に増えます。その分担や公平感を考える上では、負担感も肉体的な面と精神的な面の両方を考えましょう。
 
完全に自分の独断と偏見で色々な乳児期のタスクを、肉体的・精神的負担感でまとめてみました。例えば、ウンチおむつ交換は、ぶっちゃけ動きとしては別におしっこおむつ交換とそこまで大差ないけど、精神的には結構差があると正直思います。

個人的に思うのは、男性は、どちらかというと肉体的な負担感のケアに目がいきがちで、精神的な負担感のケアがないがしろになる、というのは、自分含めてありがちかと思っています。
 
例えば子どもが乳児のときに、自分か妻が買い出しにでないといけない、となったときに、「スーパーまで行って色々材料買ってくるのは重いし大変だろう」となるんですが、一人で行けるなら、意外と見方によっては「スーパーまで久しぶりに子ども無しでいけて、自分の好きなおやつ買えて、何なら帰りに何かケーキかコーヒーでもテークアウトできる」ってことでもあります。そういう意味では、これってかなり精神的な負担感は軽いんですよね。
 
そういう意味で、肉体的・精神的の両面から相手の負担「感」は考えていきます。
ちなみに、脱線しますが、男性の育児休業中は、休業期間が短ければ短いほど、このグラフの上の領域をいかに貪欲にとるかで妻の印象は決まるといっても過言ではない、、はず。。参考にしてみてください。
 

なるべく不公平「感」をなくすには?相手は「しんどい」、自分は「簡単」と感じるタスクを見つけよう

前置きが長くなりましたが、結局正解は一つではないですし、絶対これ!といったものはないです。ただ、下のグラフみたいに、自分(夫)と妻の負担感を比べてみて、自分にとっては簡単だけど、妻にとってはしんどいタスクをいかに見つけて、それをやっていくか、というのは一つ有効だなと思っています。
 
ここのタスクをどんどん見つけて、積極的にやっていくと、自分としてはそこまでしんどくない事やっている割に、相手からは「お、結構めんどい・しんどい事率先してやってくれてるのね」となるわけです。そういう意味で、不公平「感」をなくして、お互いハッピーになりやすいかな、と思います。

自分の場合、右下にはまるタスクの一つはトイレ掃除。自分的には特にキッチンの掃除とあまり変わらないけど、妻にとってはかなり負担に感じるらしいので、お願いされる前にトイレ掃除すると比較的ハッピーな感じで、その分こちらもリラックスできてお互いハッピーです。
 
こんな感じで、なるべく無理をせず、不公平感をなくせていけば良いなと日々思っております。
◆◆◆◆今回のまとめ◆◆◆◆ 
「公平・不公平」を決める事は不可能。公平「感」が重要。
肉体的な負担感と精神的な負担感の両方を考えよう
なるべく不公平「感」をなくすには?相手にとってしんどく、自分にとってしんどくないタスクを見つけよう

(1歳〜) オトコの媚びた離乳食・幼児食: 鮭のムニエル

オトコの媚びる料理シリーズ第二弾。今回は「鮭のムニエル」です。

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材料

  • 秋鮭:ノルウェーサーモンだと脂っこすぎるのと、塩鮭は塩分多すぎるので、そこだけ買い物の際に注意
  • 小麦粉
  • バター
  • 冷凍しておいたほうれん草、ブロッコリー、コーン缶など(あれば)

 

手順

  1. 冷凍野菜をレンジで解凍しておく
  2. 鮭の両面に小麦粉をまぶしておく
  3. 弱めの中火で熱したフライパンに、バターを溶かし、鮭を皮の方を下にして焼き始める。
  4. 皮に少し焦げ目がついたらひっくり返して、1-2分おく
  5. しっかり火を通すため、水を100mlくらい入れて蓋をして蒸し焼きにする
  6. 水分が飛んだら、少しバターを足し解凍した野菜をフライパンに乗せ、バターに絡めてさっと炒める
  7. 鮭は簡単にほぐし、骨を取り除いて器に盛る

 

材料、手順共に非常にシンプルなんですが、この料理がイケてる理由

  1. ムニエルという横文字が「料理した」感を演出

ネーミングは非常に印象を変えます。「3種の豚を交配した雑種のトンカツ」と言うか「長年の研究の末完成した三元豚のトンカツ」と言うかで印象は全然違います。

なんとなく「シャケ焼いて出しておいたわ」と妻に言うとやや後ろめたいですが、「シャケ、ムニエルにして、皮と骨取り除いてあげたよ」と言うと幾分か、ちゃんとやった感が出るような気がしています。

 

  1. おかずとして、食べあぐねたらご飯に混ぜ、最後はおにぎり、という3段階活用が可能

子どもって意外と食べ方とかによって食べたり食べなかったりします。このシャケのムニエルは、どんどん食べさせ方を変えていって、完食させやすい、と言うのがあります。

まずは、普通におかずとして出して、白いご飯と共に食べてもらいます。それで食べない時は、シャケをほぐしてご飯に入れて、シャケご飯に。これで更に幾らか食べてもらえます。そして最後に、それをラップに包んだりしておにぎりにして手づかみで。手づかみだとパクパク食べたりするので、結構ここまでやると完食してくれます。これぞ、シャケのムニエルの3段階活用。

 

ーーーーーおしまいーーーーー